私がなぜ心理学を仕事に役立てようと思っているかというお話を少しさせてください。

企業の「想いを伝える」という課題に対して、私がクリエイターとしてできることはコミュニケーションと表現の企画(制作)です。でも、対生活者(ターゲット)ではない側面では広告とは違う課題解決が必要ではないかと思う時もあります。
例えば、組織開発や人材育成などのコミュニケーション。私の心理の先生が言ってた「あなたが相手から受け取った反応があなたのコミュニケーションの成果である」ということは本当にその通りだと思ってます。

もっといえば、私の現実は私の心の在り方の成果だということ。

たまたま私は20代から心理学に触れ続けていたので、「伝えること」「コミュニケーション」という点では広告と共通しており、クリエイティブを介さなくてもお役に立てたらな、という思いです。

で、いろんな会社を見てきて思うこと。経営者のビジョンから組織の独自性が出るというのはもちろんなんですが、経営者の未解決の痛み、コンプレックスやトラウマは組織課題にダイレクトに影響していますね。特に20人以下の組織だと顕著です。でも、それらは元々は経営者の才能だったり、組織を動かす力になってたりするわけです。才能も問題も紙一重なので、プラスの方向にいくようにサポートしたい。

また、これからますます人々の働き方はビジョン志向になりますね。「私は何のために働くのか」からはじまっていく。副業をはじめたり、起業する人も増えるでしょうから、ビジョンという「心の中の答え」を引き出すサポートがしたい。

また、そういう風潮の世の中で「自分らしさ」に光が当たりすぎると、「私には何もない」「何をしたいのか分からない」と思ってしまう人も出てくるでしょう。そういう人々もサポートしたい。

心の在り方が少しでもプラスの方向になって、その人がつくりだしている世界がもっと幸せになりますように。

というのが私の想いです。まだまだ走りながら考えています!